GENKA
原価計算について
実際原価計算採用の理由
- 個別受注型生産管理の為、標準原価計算の導入は難しい。
- 将来、標準原価計算が導入出来る為の第1ステップと考えています。
- 実際に発生している数値(時間、重量、スクラップ、残材)を把握できること。
- 手間を掛けずに数値が求められる事。
原価計算単位
- 部門別、受注別(製品)、作番別(部品)、工程別原価計算
求められる数値
- 材料費
- 社内の在庫から投入される材料。
- 在庫から母材が出庫される。
- 1枚の母材は複数作番に切断されて仕掛材料費に計上される(当月末棚卸評価単価)
- 切断して残った材料は残材として在庫に戻されるか、スクラップとなる。
- 投入重量、製品重量、残材重量、スクラップ重量間で歩留まり計算を行う。
- 歩留まりは材料費に別途重量比で按分計算される。
- 社内の在庫から投入される材料。
- 作番内で社外に手配して購入される材料。
- 全額原価計上される。
- 外注加工費
- 作番工程内で業務を社外に委託される作業費
- 全額原価計上される。
- 作番工程内で業務を社外に委託される作業費
- 製造間接費、直接労務費
- 経理システムからインポートした経費データを作業時間で工程別に按分する。
- 工程実績処理で着手完成で工程稼働時間を算出。
- 作業日報を登録(担当別合計作業時間)
- 工程稼働時間比で作業日報の時間を按分して工程別作業時間を算出。
- 部門部署別に集計された経費データを作業時間比で工程に按分計算する。
- 経理システムからインポートした経費データを作業時間で工程別に按分する。
アウトプット
- 当月未完成作番は仕掛品に計上。
- 当月完成作番は
- 受注作番の場合は完成売上原価勘定へ計上。
- 製品加工作番の場合は製品原価勘定へ計上。
- 主な帳票
- 製造原価総括表 原価計算勘定を全て勘定形式に印字して矛盾チェックが出来ます。
- 製造原価台帳 経理用として仕掛品、完成売上原価、製品原価別に作成されます。
- 製造原価総括表 原価計算勘定を全て勘定形式に印字して矛盾チェックが出来ます。
- 完成原価管理表 営業部門用管理帳票です。
- 工程部門別原価管理表 製造部門管理帳票です。
- 材料歩留まり管理表 製造部門管理帳票です。
- 材質別に投入重量、完成重量、残材重量を基に差異を計算して、差異とスクラップ値を比較します
参考 ネスティング歩留りを把握できて且つスクラップを原価に反映させる
- 材質別に投入重量、完成重量、残材重量を基に差異を計算して、差異とスクラップ値を比較します
原価計算関連T勘定図
製造原価総括表
製造原価関連仕訳用清算総括表としてお使いいただきます。
↓①~は帳票の項目と紐付いています。
主要帳票ダウンロード
原価計算主要帳票を下記一覧からダウンロードしてご覧ください。
製造原価総括表
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